奥村 彩 Good Vibrations!なひとりごと☆ 。.:*:・゜

いっぱい感動しよう!


空のいろ

変化していく瞬間

旅が終わって、ひと月の時間が流れてしまった。
もうすでに、遠くなりつつある記憶。
でも、この風景だけは目に焼きついているんだ。

真っ暗な夜道、太陽を追いかけて、その瞬間を捉まえた。
こっそりとプライベートな場所にもぐりこんで
ずっと、その景色を眺めていた。
闇が明ける瞬間の不思議な色彩。

その日は、うす雲りだった。
積乱雲を照らして、だんだんとグレーに
雲の切れ間の空からは、サーモンピンクに変わっていった。
まるで、水墨画のモノトーンの世界から
印象派のパステル調の和らいだ世界へと移り変わるように・・・

日が昇るにつれて、周りの木々の緑が瑞々しく光りだす。
やがて、水平線からにょっと顔がのぞくと
水面がキラキラと銀色に、眩く輝き始めた。
だんだんと空気が温かくなる。一日が始まる。

たった30分間のこのめくるめく変化が、永遠に続くんだ。

20060927001055.jpg


ふとある詩を思い出した。

 もう一度探し出したぞ。
 -何を?-永遠を。
 それは、太陽と混ざった
 海だ。


20歳の時に父の本棚に見つけたランボーの詩集。
以来、宝物として大事にしている。
その本には父の署名や、ページに日時が刻まれ
「これは僕の聖書だ」と書き込みがしてある。
その時、彼は19歳。

高校生の頃、初めてゴダールの映画を見た。
そのことを父に伝えたとき
父は、この詩を呟いた。
『気狂いピエロ』のラストシーンで流れるあの詩。

この詩に何を想ったのだろう?
この風景を父にも見せてあげたいな。

テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2006/09/27(水) 00:42:49|
  2. 旅行記
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『紙屋悦子の青春』

『紙屋悦子の青春』/黒木和雄監督作品

http://www.pal-ep.com/kamietsu/

日本映画の名称 黒木和雄監督が、この春75歳で他界された。
この作品は彼の遺作となりました。

新作が封切りされるたびに、映画館へと足を運ぶのが楽しみだっただけに
これが最後なのかと思うととっても悲しいことです。

黒木和雄監督といえば、ドキュメンタリー作家ですが
彼の劇場映画はとてもリアリティがあり、
人間の情感がありありと伝わってきます。

中学時代に敗戦を体験した彼は、生かされているという現実の中で、
彼ならではの視点で、生涯、戦時体験の悲哀と
その時代の空気を撮り続けた人である。
戦争レクイエム第4作目となった本作品もまた
まったくとして戦争シーンは登場しない。
ただ、当たり前の日常が繰り返されているにすぎない。

この作品は、あの時代の純朴で不器用な日本人らしさが詰まった
戦争映画というより、恋愛劇である。
時にユーモア溢れコミカルに、そして胸が張り裂けそうに切ない。

とても愛しくなる作品です。
今、京阪神でロードショーされているので、
暇を見つけて、ぜひご覧になって下さい。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2006/09/09(土) 22:03:47|
  2. 私の好きな・・・
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プロフィール

couleurs

Author:couleurs
●奥村 彩(Aya Okumura)●
ージャズヴァイブ、ジャワガムラン演奏家ー
6歳よりマリンバを松永吉明氏に師事。2000年からヴァイブラフォンを鍋島直昶氏に師事するのを機に、ジャズに興味を持つ。京阪神を中心にライブ活動を行う現在に至る。
2002年ひょんなことからインドネシアの青銅製の鉄琴などを中心とした打楽器アンサンブル、ガムランに出会い、包まれる音の心地よさに虜に・・・
どちらも古くて新しい持続可能な音楽、重ねるごとに深まる一生ものの芸術。
ぜひライブにお越し下さい。

E-mailは↓まで(☆を変換してください)
a_couleurs☆yahoo.co.jp 
お便りお待ちしています!

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